いばるは戦術

ポケモン レート用構築メモ

バトン構築を組む

こんにちは。くろすけです。

※このページの記事は6世代の内容なので、一応7世代バージョンのも書きました。
pkmnbnsn75.hatenablog.com




以下本文

第6世代で使った構築の中で一番お世話になったであろうバトンパについて少し書こうと思います。


まず、バトンタッチという技について再確認…


技:バトンタッチとは
控えにいるポケモンと入れ替わる技。その際、全能力変化をバトン先のポケモンに引き継ぐ。


つるぎのまいやてっぺき、ちいさくなるやめいそうなどで上がった能力をそっくりそのまま別のポケモンに付与させることができる技です。それをふまえて…


バトンパのコンセプトとポケモンの役割
超攻撃力&超高速の化け物を誕生させたり、全ての技を受けきる要塞を作ったりパーティは様々ありますが根幹は同じです。
バトンパは能力強化により1匹で2タテないし3タテできるエースを降臨させ勝つことを狙います。

また、バトン構築は基本的に3体それぞれが別の役割を持っていて
a:起点作成用のポケモン
b:能力を上げてバトンを渡すポケモン
c:バトンを受けるエースポケモン
と、このように構成されるのが一般的です。


ここまででバトンの基礎は(おそらく)おさえました!では、実際に構築を組んでみましょう。
といってもバトンパにも色んなスタイルがあります。


バトンパの種類

1.壁バトン
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a:壁貼り要員b:バトン元c:バトンエース
最もオーソドックスなバトン構築。壁で後続の耐久を底上げし、能力上昇の起点を作り、エースで一気に3タテする。
壁要員はできるだけSが速いポケモンが望ましい。また、スカーフ持ちのポケモンに一撃で倒される場合を考慮しバトン役と相性補完が取れているとなお良い。
悪戯心持ちのポケモンであればある程度補完を無視できる。
バトン役は攻撃能力の上げ幅が大きい積み技かちいさくなるで回避をあげるのが有効。急所の試行回数を減らすため早めのターンでバトンを回したい。
アンカーは技範囲が広いポケモンを使う。バトンを繋いだ時点で3タテのルートが見えるのが理想。

有名な並び
ニャオバシャガルーラ、ライコウライドエーフィなど
壁により弱点をついてくる相手も無理矢理起点にでき、ある程度読み合いを排除できる強みがある。弱点保険との相性も良い。
バトンパに総じて言えることだが、流し技(吹き飛ばし、吠える等)に弱いので3体のうちに対策を入れるか、裏選出で対応したい。



2.起点身代わりバトン

a:麻痺撒き要員b:バトン元c:バトンエース
麻痺で相手の行動を妨害して、身代わりを残すスキを作り出すバトン構築。
麻痺撒き要員は1回の行動保証があるポケモンが多く採用される。主に気合いの襷持ちか耐久を信用できるポケモン。また、麻痺の入らない電気タイプと地面タイプへの対抗手段も持たせたい。
この構築のバトン役は麻痺の試行回数を稼ぐために身代わりを連打するので、食べ残し持ちの特性加速やムラっけのポケモンシナジーする。積み技は影分身か耐久をあげる技と相性がいい。痺れたターンか交代時に積んでいく。
バトン役の能力変化では決定力に欠ける場合が多いのでアンカーにも積み技を持たせることも。

有名な並び
ボルトバシャマンダ、ジャロドーブルサナなど
電磁波(蛇睨み)の1枠しか技スペを埋めないため起点作成要員の攻撃性能を保ちやすい。
ハイパーボイスなどの貫通技に弱く要警戒。
見せ合い時に壁よりはバトンが予想されづらいのでバトン対策を呼ぶ可能性を抑えることができる。



3.流しバトン

a:バトン元b:バトンエースb':バトンサブエース
起点作成要員を使わず初手からバトン役が積む。例えばバシャーモが有利な鋼タイプやノーマルタイプと対面した時に相手のポケモンは物理受けに引くが、その"流し"のスキにビルドアップを積んで起点にしていくなど。
バトン役が自ら"流し"で起点作成の役割もこなすのでバトンエースを2体選出でき、対戦中の情報からよりささるバトン先につなぐことができる。
バトンエース2体は攻撃範囲面で補完があるポケモンを選び、また、バトン役が不利なポケモンから引かざるを得ない場合があるためバトン役とのタイプ相性面で補完をとりたい。
有名な並び
バシャガッサピクシーなど
他のバトンパがギミックよりなのに対し、積みサイクルの毛色が強い。


自分のバトンパスタイルを決めたら使うポケモンを決めて構築完成です!


バトンパのポケモン
個人的なおすすめのポケモンをご紹介

ニャオニクス
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悪戯心で先制で壁を展開できる。あくび持ちで起点回避&後続への交代の起点を作れて無難に強い。

ジャローダ
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リーフストームで火力をどんどん上げることができるので壁貼った後も放置できない。麻痺撒き宿り木で起点作りもできる。

ライコウ
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壁要員としてはおそらく最も安定する。最低限の火力とS115が優秀。HS派とCS派が存在するが筆者はCS派。

サクラビス
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殻を破るでACSを一気に2段階上げる。バトン先の幅が広く、自身でも殴りにいけるのが強い。

フワライド
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壁下でちいさくなるをする動きは分かっていても止まらない。軽業で大抵のポケモンの上を取れるのがgood。

ペンドラー
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加速、鉄壁、剣の舞とバトンするために生まれてきたようなポケモン。ヘドロを持てるのが偉い。

ガルーラ
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サンムーンで大幅弱体化させられたようだが、バトンエースとしてはまだ十分強い。51%怯み雪崩。襷、身代わり貫通。

ボーマンダ
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回避バトンとの相性がとてもよく、避けさえすればこちらの飛行技を無効化させる術はないのでバトン後の詰ませ性能が高い。

ピクシー
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耐久バトン先の最強ポケモン。てんねんが強すぎる。



おわりに
僕個人の話ですが、6世代ではすながくれ分身バトングライオンとかコスモ分身ミミロップとか半ばネタっぽい影分身バトンばかり使っていました。
で、7世代ではメインに据えていた害悪構築が息できるのか怪しいので本格的にバトンパにすがるしかなさそうです。実際、使うの楽しいですからね、バトン。
この記事は参考にならないにしても、少しでもバトンに興味を持ってもらえたら嬉しいです。


ここまで見ていただきありがとうございました!

それでは(^-^)ノシ